映画「聲の形」ができるまで。京都アニメーションの制作の裏側を描いた特番が公開!

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京都アニメーションが制作した映画「聲の形」が出来るまでをまとめた記念特番が公開されました。スタッフやキャストのコメントや京都アニメーションでの制作の裏側が映されています。

「聲の形」とは

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 原作者は大今良時さん。「聲の形」は2008年に第80回週刊少年マガジン新人漫画賞で入選した作品で、聴覚障害によっていじめを受けるようになった少女・西宮硝子と、彼女のいじめの中心人物だった石田将也が傷つきながらも成長していく物語です。

諫山創さんのコメント

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 たしか当時は19歳ぐらいだったともうんですよね。すごく心がかき乱されるのが強く印象にあった。人は人のことを完全に理解したと思ってても、全然分かってなかったりとか出来てなかったりとか。そういう普遍的なテーマなので、誰にも思い当たるギクッとすようなことを突きつけてくる、怖いなぁ、というか。読んでて自分を変えられる怖さをすごく感じた。

当時の編集部は連載見送り

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人間ってみんな生まれながらに持っている弱い部分だったりとか、どんなに努力しても克服できないものとか、そういうものをみんな誰しも持っていて、それを漫画で書くことって、ともすると前向きじゃない作品になってしまう。それが、この漫画のヒロインの硝子の耳が聞こえないっていうことがその最たる例で。その前向きじゃない作品、読者に希望を与えにくい作品、だから載せない。という当時の編集部の判断があった。ただ、当時の編集部の読み方は浅かった思っていて、本当は『「聲の形」という漫画こそがそういう克服できないものであったり、努力しても成長できないもの、そういうものを抱えながらどう生きるべきか、そういうことに一番この漫画が向き合っていて、読者に前向きな気持を与える作品だ』と今は編集部は思っています。

やはり、前向きじゃない作品と言われやすいものを漫画にしていくことは大変なことです。単に「感動ポルノ」と批判されることもありますし、当時は「障害がテーマ」というだけでマイナスに見られていたのかもしれませんね。

大今さんはずっと構想を練っていた

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続きの構想をずっと練っていた。大今さんはよく「漫画を育てていた」と言う。もう一つの連載をしながら、何年も構想を練っていた。それだけ、読み切りの続きを書きたかった。それが希望を与えない、前向きじゃない作品だと編集部に判断されたことが、すごく悔しかったと思う。

京都アニメーションとは

 京都府宇治市にある「京都アニメーション」で「聲の形」が制作されました。多くの会社と共同で作られるアニメ作品ですが、京都アニメーションはほぼ全ての行程を社内でする。クオリティーが高い作品は人気が高いです。最近では「響け!ユーフォニアム」や「無彩限のファントム・ワールド」などがあります。

「京都アニメーション」の魅力とは

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「聲の形」監督の山田尚子監督は

みんなで作っているのを大事にしているので。打ち合わせが重苦しいと、出るものも出ないかなと思うので。なるべく、それは大事に。大きい声で、笑顔でみたいな。自分自身も大事にしようと思っています。

 どんなに忙しくても15時に全員でラジオ体操をしていること、コミュニケーションを取りやすくするためにも社内の席替えをしているようです。こうした取り組みがクオリティーの高い作品を社内だけで作る秘訣なのかもしれません。

 将也の心と背景

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将也の心を描く上で雲が邪魔だったという。確かに、雲がない方が将也を上手く表現出来ているような気がします。雲といえば、夏の入道雲が思い浮かびますが、入道雲は成長や将来を思わせる雲だと私は思います。そういう雲をなくしたことで、将也の性格や彼から見える世界がわかりやすくなります。

 まとめ

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キャストの入野自由さん(石田将也)、早見沙織さん(西宮硝子)、松岡茉優さん(小学生の将也)のコメントや音や風景のこだわりなど、ここでしか聞けないコメントがあります。また最後には映画の本編が少しだけ、公開されています。

ぜひ最後まで観てみてください!

動画はこちら

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