絶対に知っておくべき防災の新3か条

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今週のお題「防災の日」を書こうと思います。

今回は、岩手県釜石市釜石小学校の取り組みについて紹介します。

 

 

避難の時の新3か条

避難訓練の時はよく「おはしも」で「おさない」「はしらない」「しゃべらない」「もどらない」という標語を教わった人が多いと思います。

それに加えるべき新しい3か条をご存知でしょうか? それは東日本大震災の時に在校生全員を救った、岩手県釜石市釜石小学校の取り組みで使われていました。私が勝手に新3か条と言っているだけなのですが、これは全国各地に広めていくべきだと思います。

 

 

 

「想定にとらわれるな」

一つ目は「想定にとらわれるな」です。自然の起こすことに、想定の範囲内ということはありえません。想定に頼ってしまえば、想定外の出来事に対応できなくなります。津波のハザードマップなどがそうですね。東日本大震災ではそのハザードマップを大きく超える津波が押し寄せ、多くの人の命を奪いました。想定外のことに、対応出来なかった人が多かったことが原因の一つになっているのではないかと私は思います。

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「最善を尽くせ」

どこで、どんな災害が発生するか分かりません。災害が起きたらその時出来る最善のことをするしかありません。例えば、地震の時に「すぐに火を消せ」と言われますが、それは日を消すことが「最善の選択」だった場合です。東日本大震災並の地震の時、調理中ならまだしも、火から離れた場所から火を消しにくことは逆に危険です。そうした時は、消しに行かないことが逆に最善の選択になるかもしれません。

 

最近のガスコンロには、一定の震度以上になると自動で火が消えるシステムが搭載されているものが多いです。そうした情報も含めて判断しなければなりません。

 

 

 

「率先避難者たれ」

周りを見て、「避難しようかな、どうしようかな」と考えることが時間のむだです。「避難したほうがいいかな」と考えるよりも一番先に避難しましょう。そうした姿を見て、多くの人は避難をしはじめます。

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まとめ

これは地震や津波にかぎらず、全ての災害で当てはまることだと思います。釜石小学校では地域と連携をとってこの3つの言葉が定着しています。知らない人はいないといったほどですかね。学校で子供に教え、その教えを受けた子供が成長して次の世代へ伝えていく。そうした教育システムが出来ていくことで、地域全体の防災力の向上に繫がります。

東日本大震災から5年以上が経っています。防災意識が薄れている今、こうした言葉を子どもたちに教えていくことが大切なのかなと思っています。

 

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