どうも、ブロガーのふーです。
有名スポーツ選手を見るとよく「能力や才能には勝てない」ということを耳にすることがあると思います。例えば、「羽生善治は才能がすごい」とか「イチローは能力が高い」というようなことです。他には「才能がないから私にはできない」といったこともありますね。
でも、私はそれは間違いだと思っています。
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人は人、それ以外のなにでもない
人は生まれた時、人として生まれてきます。当たり前ですよね。
私宇宙人だよ
なんて人はいないですよね。
若干の体質差はあれど、持って生まれてくるものに大きな差はないんですよ。ですから「能力」や「才能」は最初から持っているものではなく、成長過程で獲得したものになります。
では、なぜ誰しもがイチロー選手のようになれないのでしょうか?
選択と集中がすべて
私は「選択」と「集中」が全てだと考えています。
選択とは、それにどれだけ重きを置いて取り組んだか。どれだけそれを「選択」してきたかです。当たり前ですが、多い時間取り組めばそれだけ上手くなっていくことは、誰にでもわかることだと思います。
そして集中。これはどれだけ考えていたかということです。ただ何も考えずに取り組んでいる人と、考えて考えて考え抜いて取り組んだ人では、後者の方が成長が早いことは一目瞭然です。
人が持っている時間は1日24時間です。これ以上でもこれ以下でもありません。その中で、どれだけそれに重きを置いて、どれだけ集中してきたかで差が生まれていきます。
でも集中していても、成果が現れないい人がいます。小さいころから野球をしていても、みんながイチロー選手のようになれるわけではありません。
それはなぜだかわかりますか?
選択し集中していても成果が現れない原因は、「チャレンジして多く失敗しているかどうか」です。
というのは、人は最後の最後の決断には実体験をもとに判断します。つまり、本当に思っていることでないと自身を持って行動できないということです。誰かから聞いた話、本で読んだ知識などは、実体験よりは軽く考えられるということです。
みなさんも、説明書を読んでその後に実際に動作するか確認しますよね。説明書を読んで知る程度ではだめで、実際に体験しなければならないということです。
「百聞は一見にしかず」と言えばわかりやすいですかね。
どの世界でも共通していることですが、物事に一瞬の判断が必要とされることがあります。そうした時に迷わず最適な答えを導き出すには、過去の体験が必要です。
その体験は、チャレンジし、失敗しないことには積み重なってきません。その量が多いほうが、判断基準が正確になっていくということです。
この本で羽生善治さんも言っています。
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
(羽生善治/「決断力 」より)
羽生善治さんも言うように、挑戦し続けることが重要なんです。チャレンジし、うまくいかないからってそれを途中で止めたらそこまでです。
さらに上に行くための経験を自ら拒否していることになります。
さて、ここまで読むと「実体験のほうが重要なら、本を読まなくても良いのか?」ということを言われそうですが、そんなことはないんですよ。
この記事にも書きましたが、人が持つ時間は1日24時間が限度です。ですから人が経験できることは限られているんです。
より多くのことを経験しようと思ったら本をよむことは必須です。本を読むことで、その本の作者の体験を追体験することができます。また、本は簡単に言うと、「人生の攻略本」です。人の失敗談や失敗経験を事前に知っておくことである程度のリスクを回避することができます。
初めて経験することでも、本で読んだことがあれば、その人の体験を参考に判断をすることができますよね。
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まとめ
「才能」とか「能力」を理由に「私は才能がないからダメだ」などと悲観する人を多く見てきたので、ちょっと記事にしてみました。
この記事で少しでも前向きに頑張る人がいてくれれば嬉しいです。