どうも、ふーです。
2020年9月、肛門の横にできたしこりの治療で、約1週間入院して手術を受けました。6年も前ですが、当時書いていた下書きを公開せずに残っていました。
診断された病気は、痔瘻(じろう)、いわゆる「あな痔」です。
最初に違和感を覚えてから手術を受けるまで、約2年かかりました。その間にしこりが大きくなり、痛みや排膿が起こるようになり、切開による処置も3回受けています。
この記事では、私が経験した次の内容を時系列でまとめます。
初期症状は2年前
一番最初の症状は、手術を受ける約2年前です。
約2年前、嘔吐下痢と発熱で寝込んだ時期がありました。
その際、すごい下痢をしていたのですがその時が最初の違和感でした。
肛門周囲の違和感
その後、1年ぐらいで肛門周囲にしこりのようなものができました。最初は全く気にしていなかったのですが、ゆっくりと時間をかけて大きくなっていくのがわかるようになります。
痛みはなく、

なんか変なものがあるな
と感じる程度でした。
ちなみにこの時点で医者を受診しましたが、「この時点ではどうしようもない。体調をしっかり管理してほしい」とのことで、ひたすら体調に気をつけることしかできませんでした。
整腸剤のみ処方され、特別な薬はなにもありませんでした。
市販のものでも良いと言われたので、「新ビオフェルミン」、を持ち歩き、体調に合わせて飲んでいました。
下痢になったりすると良くないとのことで、食事にかなり気をつけて生活をするようにしていました。
地道な体調を整える生活も意味なく、2020年5月頃からはっきり痛みを感じるようになりました。その直後、腫れた部分に膿がたまり、排膿するようになりました。
すぐに病院を受診しましたが、

まぁ、治ることもあるし、今日は膿だけ出して、もう少し様子見よう
と言われ、その日は数mmの切開を行い膿を出してもらいました。
「切開」と書くと大事に聞こえますが、表面だけ少し切り膿を出しやすくするだけで深く切ったり広い範囲を切ったりはしませんでした。
しかし痛みは伴うので、簡単な局所麻酔をしてから行いました。
痔瘻では、肛門内部と皮膚側をつなぐトンネル状の「瘻管」が形成されることがあります。
私の場合、診察時には細い器具を入れて、膿を出しやすくしたり、瘻管の状態を確認したりする処置を受けました。
麻酔をしているので、痛みは全くありませんが身体の中を細い管が移動しているのがわかるので少し変な感覚です。
処置は10分程度で終了し、最後にガーゼを当ててもらいました。
切開と排膿を何度も繰り返す
一度膿を出してもらったものの、そのまま治ることはありませんでした。その後も定期的に膿がたまり、排膿を繰り返しました。病院を受診するたびに、

まぁ、治ることもあるし、今日は膿だけ出して、もう少し様子見よう
と言われ、手術には進みませんでした。手術を受けるまでに、切開による処置を合計3回受けています。今考えると、もっと早い段階で別の病院や専門の医療機関を受診すればよかったと思います。
しかし当時は仕事も忙しく、かなり遠方で一人暮らしをしていました。近くで頼っていた病院だったこともあり、そのまま通い続けていました。
病院を信頼することは大切ですが、症状が改善しない場合は、別の医療機関へ相談することも必要だったと感じています。
大腸内視鏡検査を受ける
2020年8月、肛門周囲の疾患は大腸にも疾患がある場合もあるとのことで大腸内視鏡検査を受けました。
大腸内視鏡検査については別の記事で書こうと思いますが、もう受けたくはないですね、、、、
検査の結果、大腸には問題なく疾患は痔瘻だろうと分かりました。
ここの痔瘻だろうというのは内側の穴がその時には確認できず、しかし他の病気でもないため、外見からわかる症状をみて「痔瘻」だろうと判断されました。
専門の病院を紹介してもらう
検査を受けた病院は家の近くの病院でしたが、

うちより良い専門の病院あるからそっち紹介するよ
と言われ別の病院を受診することに。
(もともとここの病院じゃ治療できなかったんじゃ、、、、)
手術前に受けた検査
紹介された病院に行くとすぐに手術する話になりました。
入院は1週間程度必要ということ、手術前に1度採血等の検査が必要になるようです。
すぐに職場に連絡を入れ、休みを確保し、手術前検査を有給を使って受けました。
- 身長と体重の測定
- 採血
- 心電図
- レントゲン検査
- 肛門の締める力などを調べる検査
レントゲンは麻酔を背骨にするため、背骨の状態を知るためのものでした。
肛門の圧力の検査は、肛門に膨らむ短い棒を入れ、締め付けや排便の我慢する力など、変わった計測をしました。特に意識していないことを、あえて意識させられるので難しいですが、なんとか終えます。
入院前に準備したこと
食事は柔らかいうどんや、ゼリーなど消化にいいものと言われていたので、私はウィダーインゼリーをひたすら飲んでいました。
それ以外には、限度額適用認定証を取得したり、保証人など病院に提出する書類を書いたり、必要になりそうなものを買ったりしていました。
この限度額適用認定証が重要で、入院前に提出しないと後から自分で申請して払い戻しを受ける必要があります。。私は速達希望で出したので、3日後には自宅に届きました。(現在はマイナンバーで簡単に提示できるので便利ですね)
手術前日に入院
私は手術の前日に入院しました。
初日は特に何もせず、夕方に下剤を飲み、夜中に数回トイレに通ったぐらいです。
ご飯は五分粥でしたが、普通に食べられました。絶食とかではなかったことが幸いです。
痔瘻の手術当日
ついに手術当日、朝食も五分粥でしたが食べられました。
朝に私の手術は14時頃と伝えられ、11時30分頃から点滴、手術着に着替えました。
そして手術の順番が回ってきます。
自分で歩いて手術室の前室のようなところまで行き、中にあったストレッチャーに横になります。
ストレッチャーで少し待機したあと、ストレッチャーに載せられたまま手術室へ移動し、手術台へと乗り移ります。
血圧を測り、すぐに麻酔でした。
横向きで身体を丸め、腰辺りに麻酔が打たれます。
すごく怖かったですが、麻酔の注射の痛みはほぼなく、予防接種などと比べると全然痛くありませんでした。

え、これ針刺さってるの?
というほどでした。
少しすると麻酔が抜かれ、うつ伏せになります。
同時に血圧を測り、指に酸素濃度などを測る機械を取り付けます。
少しすると、下半身の感覚がなくなり手術を受ける体制を取ります。
さらに手術を受ける場所に麻酔を打ちますが、痛みがないのでなんにもわかりません。
ちなみに点滴は病室からずっとつけたままです。
意識がある状態で手術を受ける
私が受けた手術は、意識がある状態で行われました。
すぐ横に看護師さんがいて、

お仕事は何しているの?

出身はどこ?
などと話しかけ、気を紛らわせてくれました。
ただ、私は目を閉じて静かにしていたかったため、あまりうまく反応できませんでした。
10分後、たまたま目を開けた時に、目の前を小さな小瓶に入った肉塊みたいなものが通ります。

え、何今の?
その直後、

いま腫瘍とったからね
と説明されました。
「あれが自分のお尻にあったものなのか……」と、不思議な気持ちになったことを覚えています。
手術中に瘻管が見つからない
その後、本来であれば瘻管の切除になるはずが、

あれ、ない、、、なくなってる?

ないですね、これ、
みたいな話が聞こえてきます。
どうやら、腫瘍をとったはいいけど、その先の瘻管が見つからないみたいです。
5分ほど触られましたが、見つからず無かったのか、限りなく小さすぎて見つけられなかったようで、このまま終わりました。
手術直後は絶対安静
手術後、点滴を行いながら絶対安静です。
3時間は頭もあまり動かしてはだめとのことで、ずっと寝ていました。
何度か看護師さんが来て、血圧や熱を測ったり、下半身のしびれを確認したりしました。
6時頃。
夕食とのことで、パンとジュースを食べました。
正直足りないと思うかもしれませんが、もう何もしたくないし、寝たいし、どうでも良かったです。
麻酔が切れてから歩行確認
20時頃になると麻酔がかなり切れてきたため、看護師さんと一緒に歩けるか確認しました。
腰周辺の感覚がまだ完全には戻っておらず、少しバランスを崩しそうになりましたが、なんとか歩けました。
同時にトイレへ行こうとしましたが、まだ感覚が十分に戻っておらず、自分では尿を出せませんでした。
そのため、管を入れて尿を出してもらいました。
初めての経験でしたが、麻酔が残っていたためか、痛みはほとんどありませんでした。
夜中には点滴も外れました。
点滴が私にとってかなりのストレスだったため、外れたときは本当に安心しました。
手術翌日からガーゼ交換
食事は全て部屋で、朝から常食でした。
ガーゼの交換を教えてもらいながら1日5,6回自分で行います。同時に患部の洗浄も必要ですが、不思議なぐらいに痛みがなく、変な感覚でした。
シャワー浴も許可されました。
その時に患部を手鏡で見てみたんですが、ぽっかり穴が空いていたんですよね。
びっくりしました。
なんで3cmぐらいの穴が空いているのに痛みが無いのか、痛み止めの効果なのか、自分がバカなのか、先生の腕がすごかったのか、、、、
ひとまず、その後大きな痛みがあることも少なく、たまに

あ~これ少し痛いな~。体制変えようかな
ぐらいで、めちゃくちゃ痛いことはありませんでした。
手術から5日後に詳しい説明を受ける
約5日後、執刀医から実際の手術時の状態や、どう執刀したのかを教えてもらいました。
実際の手術中の写真複数枚を見せられながらでしたが、「へー、そんな感じなんだ」と料理の手順を見るような感覚で見てました。
診断書にも写真がついていたんですが、画質が荒すぎてよくわからなかったです。
せっかくなら記念に高画質なものをもらっておきたかったです。
約1週間で退院
1週間で退院になりましたが、退院後もかなりの量の出血と浸出液がでます。
1日に6,7回の洗浄とガーゼ交換が必要でした。自宅のウォッシュレットが壊れていたので、毎回お風呂場でシャワーを使っていました。
ガーゼは病院でも使っていたガーゼがAmazonや楽天にあったので、在宅勤務の期間はそれを使っていました。
在宅勤務が終わり、会社に行くようになるとガーゼがずれてしまうことが増え、女性用ナプキンを着用していました。
これがめちゃくちゃ浸出液や血を吸ってくれるので、良いです。仕事中、なかなかタイミングがなく交換できなくとも、だいたい耐えてくれています。
1枚あたりの金額はガーゼの方が安いので、量が多い退院直後はガーゼで、その後落ち着いてきたらナプキンが良さそうです。
出勤時は女性用ナプキンが便利だった
在宅勤務が終わり会社へ出勤するようになると、動いている間にガーゼがずれることが増えました。
そこで、ガーゼの代わりに女性用ナプキンを使うようになりました。
女性用ナプキンは浸出液や血をしっかり吸収してくれるため、かなり便利でした。
仕事中は好きなタイミングで交換できないこともありますが、ある程度の時間は持ちこたえてくれました。
私の場合は、次のように使い分けました。
- 退院直後で浸出液が多い時期:ガーゼ
- 浸出液が落ち着いてから:女性用ナプキン
ガーゼの方が1枚あたりの金額は安いため、交換回数が多い時期にはガーゼが使いやすかったです。
ただし、患部の状態や適切なケア方法は人によって異なります。退院後の洗浄方法や使用するものについては、医師や看護師の指示に従ってください。
痔瘻の手術と入院を経験して感じたこと
最初に違和感を覚えてから手術を受けるまで、約2年かかりました。
痛みがない時期も長く、「そのうち治るだろう」と考えていた部分もあります。
しかし、しこりが大きくなり、痛みや排膿を繰り返すようになりました。
私が今回の経験から感じたのは、次の3点です。
- 肛門の横にしこりができたら放置しない
- 同じ処置を繰り返しても改善しない場合は、専門の病院も検討する
- 入院後だけでなく、退院後のガーゼ交換や洗浄も想定して準備する
肛門の病気は、場所が場所だけに病院へ行きにくいと感じる人も多いと思います。
私も受診や手術に抵抗がありました。
ただ、実際に手術を受けてみると、想像していたほど強い痛みはなく、もっと早く専門の病院へ相談すればよかったと感じています。
この記事が、痔瘻の症状や手術、入院について不安を感じている人の参考になれば幸いです。

