先日、「オウンドメディアのつくりかた 「自分たちでつくる」ためのメディア運営」という本を買いました。オウンドメディアを始めようとしている方、ブログの運営でつまずいている方、具体的な対処法って意外とネット上には少ないもの。この本ではそうした問題を全て解決してくれる本だったのでレビューしていきます!
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レビューがゼロでも購入!
今回購入した「オウンドメディアのつくりかた – 「自分たちでつくる」ためのメディア運営」は現在(2017年10月27日時点)のレビューはゼロ。
オウンドメディアがたくさん作られている中で、「オウンドメディア」に的を絞って書かれた本はこれが最初じゃないでしょうか?
この本を書いたのはEngadget日本版の編集長を努めているた鷹木創(たかきそう)さん。現在はSmartNewsに所属しているメディア運営のプロフェッショナルです。
メディア運営の必読本!
本の名前になっているように「オウンドメディアの運営」について、かなり実践的なことが書かれています。
少し挙げるなら、
- オウンドメディアの立ち位置
- 運営チームの作り方
- 記事の種類や作り方
- 外注をする時の注意点
- チームのモチベーションの保ち方
- 引用や肖像権、著作権といった法律の部分
- ドメインはなにがいいのか
- リアルイベントの必要性
- 目標の管理や評価など
- SNSの反応への対処
- 炎上したとき
少し挙げただけでもこれだけあります。ゼロから10まで、メディアを作って運用していく過程に必要なことは全て書かれています。
ちょっと内容を紹介しますね
ここでもう一つ考えておきたいのは、「やらないこと」を決めることです。何をしないのかを決めるのは大切です。そうでないと何でもやることになってしまい、収拾がつかなくなってしまいます。
(中略)
いったん決めたとしても、それが最終決定でなくてもかまいません。あるいは、「僕はこういう理由でこれはやっていいと思う」という議論をメンバー内ですることもできます。 逆に、「やること」をたくさんあげてしまうと、何かの理由でうまくできなかったときにストレスになってしまいます。一度「やらない」と決めることで、それはどうしてなのか、それでもやる意味はあるのか、考えることができます。
やらないことを決めるのって凄く重要なんです。
ブログでもそうですが、なんでもできると「あれもしないと、これもだ、あ、あれもじゃん!」と、やることだらけでコンテンツの質が上がりません。
ある程度のコンテンツのカテゴリや、ターゲット層などを絞ることが重要ということです。
こんな感じにオウンドメディアを運営していく中で困ることや、注意すべきことが全て書かれています。この本が全てでは無いですが、この本に従って運営をしていけば大失敗はしないように書かれています。
ブロガーの教科書にもなる!
そもそも、オウンドメディアとブログって似ていますよね。承認欲求を得るためにブログをしている人もいれば、お金を稼ぐためにしてる人もいると思います。
この本が参考になるのは「すべてのブロガー」です。ブログにも色々な目的があるように、オウンドメディアも目的は一つではありません。この本は「オウンドメディアの教科書」なので、全てのオウンドメディアに通じることが書かれています。
なので、ブログにも色々と応用することが出来る部分が多くあるんです。
一部を紹介します。
「オウンドメディアを始めたけど、うまくいっていない」。これは、よく僕も相談を受けることなんですが、まず、何をもって「うまくいっていない」としているかの分析が必要です。目的が何で、目的に対して何がうまくいっていないのか、ということ。意外に、目的がはっきりしていない場合が多いです
誰しも上手くいっていないと思うことがありますが、「そもそも目的はなに?」、そして「いまはどうなっているの?」をしっかり分かっていないということですね。
この分析はオウンドメディア運営に関係する人だけでなく、ブロガーも必須。何が問題になっているのか、ちゃんと本質を理解しておかなければ運営の軸がブレ、何のブログなのかよく分からず読者もつきにくいブログになってしまいます。
この問題に対する解決法もビシっと書かれていて、
あぁ〜、なるほどそういうことか!
と超納得できる内容でした。
まとめ
ブログに関する本をあまり読まない人もいるかもしれませんが、本は絶対に読んだほうが良いです。ネット上の情報だけでは断片的で物事の表面部分しか理解できません。その点本は体系的に詳しく書かれています。
オウンドメディアを始めようという方、ブログをしている方は絶対に読むべき本の一つです。