100GBなどの大容量ファイルが必要になることがあり、そのファイルを簡単に高速に作成する方法がありましたので紹介します。
コマンドプロンプトの「fsutil file」を利用する
Windowsのコマンドプロンプトで「fsutil file」というコマンドを利用します。このコマンドを利用することで簡単に高速に指定サイズのファイルを作成することができます。
なお生成するデータの中身はデフォルトでは「0」の羅列のみとなっています。値を指定したり、ランダムなデータの生成はできません。
実際のコードの構文はこちら
bat
fsutil file createnew <filename> <length>
パラメーター | 指定する内容 |
---|---|
<filename> | ファイル名を指定します |
<length> | 出力したいデータの大きさをバイト単位で指定します |
例えば100GBのtestfile というファイルを作成する場合は下記の様に書きます。
bat
fsutil file createnew testfile 107374182400
指定するデータの大きさはバイト単位での指定となります。参考によく使いそうな大きさを記載しておきます。
データ量 | バイト単位の表記 |
---|---|
100GB | 107374182400 |
200GB | 214748364800 |
250GB | 268435456000 |
500GB | 536870912,000 |
1TB | 1099511627776 |
実行に掛かる時間
正確な時間は計測していませんが、250GBで1秒、1TBで3秒程度でした。
- プロセッサ: Intel(R) Core(TM) i5-10400 CPU @ 2.90GHz 2.90 GHz
- 実装 RAM :16.0 GB (15.9 GB 使用可能)
同じようなスペックであれば、実行速度をそれほど気にすることは無さそうです。